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1か月3万円でスペイン語留学!キューバの名門「ハバナ大学」、格安留学を徹底解説【2022年度版】

Noah / ノア
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スペイン語留学と聞くと、その名の通りスペインでの留学をイメージする方が多いのではないでしょうか。他にもメキシコやグアテマラといった中南米での留学も思いつきます。筆者自身、スペインはもちろんのこと、他の中南米諸国のほとんどに訪問してきました。それにも関わらず、筆者は2019年から2020年に渡り、スペイン語習得に「キューバ留学」を選択したのです。

そもそも「キューバってどこ?」「スペイン語を話すの?」などキューバについては知らないの方は多いはず。そんな未知の国キューバの首都ハバナに位置する「ハバナ大学」は、あのキューバ革命で有名なカストロ議長も卒業した名門国立大学。歴史あるこの大学で、なんとスペイン語が学べるんですよ♪

今回は筆者の経験をふまえ、キューバの名門「ハバナ大学」スペイン語留学について徹底解説していきます!

※2022年4月現在、コロナ禍で一時的に授業体系の変更が生じています。変更点についてだけ知りたい人は、本記事下部の小見出し「コロナ禍での授業体系の変更について」をご確認ください。 

キューバでスペイン語留学!名門「ハバナ大学」ってどんな学校?

キューバの首都ハバナ。活気あるハバナの中心地に「ハバナ大学」はあります。そもそもキューバは非常に学力が高い国として有名で、識字率は99.9%。なんとこれは世界一位の数値です!キューバは社会主義とだけあって、教育と医療が無料で受けられます。教育と医療にすべてを投資をした結果、今や国民は有数の学力を持っているのだとか。

そんなキューバで最も古い国立大学がハバナ大学で、日本でいう東大にあたる超名門校。あのキューバ革命の指導者フィデル・カストロが出身校の由緒ある大学なのです。化学や経済学をはじめとした19学部で構成されており、約6,000人ほどの生徒が在籍しています。そんな名門ハバナ大学のキャンパス内に、外国人のための「スペイン語コース」が用意されているのです。

ハバナ大学の「スペイン語コース」とは?

多数の専門課程があるハバナ大学ですが、キャンパス内にスペイン語コースが用意されています。これは「スペイン語を学ぶすべての外国人」のためのコースであり、授業料を払えばどなたでも参加することができます。入学試験やDele(スペイン語検定)の資格も必要ありません。そのため、世界各国からスペイン語を学びたい生徒がたくさん集まってきます。日本では通常出会えないような国の人とクラスメイトになれることも、キューバ留学の魅力の1つですね♪ 

キューバのスペイン語ってどうなの?

スペインはもちろんのこと、メキシコやペルーなど全21カ国で使われているスペイン語。その中で、キューバのスペイン語は他と違いはあるのでしょうか?

「キューバ スペイン語」と検索してみると「訛りが強い」「スペインのスペイン語と全然違う」といったコメントが目立ちます。たしかに、キューバのスペイン語には訛りがあります。たとえば「Vamos(バモス、レッツゴーの意味)」が「Vamo(バモ)」になったりと、「S」の発音が抜け落ちます。また、他の国では「Amigo(アミーゴ、友達の意味)」ですが、キューバでは「Asere(アセーレ)」と言ったり。このような違いがキューバのスペイン語にはあります。

しかし、実際はスペイン語を話す21カ国「すべての国で」スペイン語に違いがあるのです。発音だけでなく、単語自体がまったく異なることも。それこそ、「タクシーに乗る」をスペイン語にした時、スペインでは「Coger el taxi」と言い、他すべての国では「Tomar el taxi」と言います。このように、本場スペインだけ違う言い回しだったりするので、もはや本場なんてないのでは?みたいな感じなのです。そのため、キューバ訛りになろうがならまいが、それはスペイン語なのです。

筆者からすれば、キューバ訛りはカッコいい!むしろ訛るほどまでキューバのスペイン語をマスターできるって、めちゃくちゃすごいことだと思います。他のスペイン語圏については別記事でも紹介していますので、よければ留学先検討の参考にしてみてください。

・参考記事:【スペイン語格安留学】スペインだけじゃない!1ヶ月3万円から留学できる国を紹介します

キューバ留学の手続き方法は?スペイン語コースの申し込み方

ハバナ大学公式ホームページ」にも申し込み方は記載されているのですが、残念ながらすべてスペイン語表記。しかも情報が更新されておらず、お国柄問い合わせへの返信もほとんど期待できません。したがって、申し込み方について筆者がここで詳しく解説していきます。キューバらしく(?)手続きはかなりアナログですが、この面倒臭さもキューバ感を味わう1つの方法。ポジティブな気持ちで手続きを勧めていきましょう。

申し込み時期

8月を除き、毎月第一月曜日に申し込み手続きができます。例えば10月に入学希望で、第一月曜日が10月8日といった場合には10月8日が申し込み日となります。注意点として、4月、12月は最終週が休講になるため、実質3週間のみの授業となります。8月は夏休みのため、全週休講となります。

申し込み場所

現地で直接申し込みします。「事前に申し込み予約とかしなくて大丈夫なの?」と心配になるかと思いますが、問題ありません。具体的な申し込みの場所ですが、第一月曜日の午前9:00にハバナ大学構内(正門の長い階段から入る場合、左手一番奥)の「Edificio Varona」2階へ。すると、下の写真のように入学希望の人たちがたくさん待機しています。午前9:00になったタイミングで担当者の案内があり、申し込みに関する説明が行われます。

ハバナ大学 申し込み

申し込み手順

申し込みに関する説明を受けた後、簡単な「筆記テスト+会話テスト」を受けます。テストを受けたら「仮申し込み」が終了。仮申し込みの時点で、次の日(火曜日)から早速、念願の授業開始です♪テスト結果によってレベル別でクラス分けがされ、事務室前にクラスごとの名簿が張り出されます。そちらを確認してからクラスに向かいましょう。

申し込みに関する説明を受けた後、簡単な「筆記テスト+会話テスト」を受けます。テストを受けたら「仮申し込み」が終了。仮申し込みの時点で、次の日(火曜日)から早速、念願の授業開始です♪テスト結果によってレベル別でクラス分けがされ、事務室前にクラスごとの名簿が張り出されます。そちらを確認してからクラスに向かいましょう。

ツーリストカードで受講を希望する場合
– パスポートのコピー
– カサもしくはホテルの滞在証明書(家主やホテルフロントに言えばもらえます)
– ツーリストカード
– 証明写真4枚(サイズ指定なし。日本で撮った証明写真でOK)

学生ビザに切り替えて受講を希望する場合
– パスポートのコピー
– カサもしくはホテルの滞在証明書(カサのオーナーやホテルフロントに頼むともらえます)
– ONATカード(宿泊先のオーナーの納税証明書。カサのオーナーやホテルフロントに頼むともらえます
– ツーリストカード
– 証明写真4枚(サイズ1×1の指定あり。現地サイズのため、現地の写真屋さんで撮影する必要がある)
– 印紙 (2ヶ月受講希望: 40cuc×1枚と25cuc×1枚、3ヶ月受講希望: 40cuc×1枚と25cuc×2枚、6ヶ月受講希望: 40cuc×1枚と25cuc×5枚、7ヶ月受講希望: 40cuc×1枚と25cuc×5枚と10cuc×1枚、それ以降は毎月10cucを1枚ずつ追加)

※学生ビザに使用する「証明写真」は日本サイズNGです。キューバの街中で撮影、入手しましょう。街の所々にカメラマークのある家があり、そちらで撮影可能です。
※「印紙」とは手数料の支払いの証明となる、切手のようなもの。学生ビザ取得のために必要となり、何ヶ月分の印紙を購入するかで学生ビザでの滞在期間が決まります。例えば「40cuc×1枚と25cuc×1枚」の印紙を提出しすると、2ヶ月間学生ビザで滞在できます。
※「印紙」は銀行で手に入るのですが、銀行によっては取り扱っていない場合もあります。なので必ず、銀行入り口で「Tiene los sellos?(印紙はありますか?)」と尋ねましょう。

キューバ留学にかかる学費

スペインに語学留学すると、1か月10万円ほどの学費がかかります。一方、物価が安く教育に力を入れているキューバであれば、なんと1ヶ月3万円のみ!スペインの3分の1以下の学費で留学できちゃうのです。また、長期で申し込むと割引もあります。例えば、半年間の申し込みであれば、1か月あたりの学費が2万5千円。日本で受講可能なオンライン英会話やオンラインスペイン語よりも断然お得ですよね。以下、受講期間ごとの学費まとめとなります。

【期間ごとの学費】
100CUC(1週間)/ 200CUC(2週間)/ 240CUC(3週間)/ 300CUC(1ヶ月)/ 1,392CUC(6カ月)
※1CUC = 108円(2020年5月時点)
※4月、12月は最終週が休講であるため、実質3週間のみの支払いとなります。 

1年間の留学を希望される方は、支払いが6ヶ月分までしかできないため、最初の6ヶ月が終わった時点で再度6ヶ月分を支払うことで、1年間の留学が可能となります。また、「1週間以上通うことができない」「けど少しでも大学の雰囲気を味わってみたい」という方には、大手旅行代理店HISが「1日入学体験」のパッケージを販売しています。HISの回し者ではないですが(笑)、将来的にスペイン語留学に挑戦してみたい!という方には良い機会かなと思います。

※始めから「1年の長期留学」を検討している方には、10月〜7月の「長期留学コース」も存在します。価格はトータルで1,798cucとお得なのですが、「週に3日しか授業がない」「クラスメイトが1年間固定」といったデメリットがあるため、筆者は選択しませんでした。

クラスでは積極性が大事?授業の様子を紹介

ハバナ大学 授業

ハバナ大学への留学を希望するならば、実際の「スペイン語コース」がどのような感じで開催されているのか、気になるところですよね。「スペイン語コース」はレベル別のクラス次第で、授業内容も授業の印象も異なります。ここでは、ハバナ大学へ留学するとどのようなクラスがあり、どのような雰囲気で受講できるのか。筆者の経験談を交えながら分かりやすく紹介していきます。

レベル別クラス

申し込み日にテストを受け、翌日の火曜日朝に、レベル別のクラス分け結果が事務室の前に張り出されます。各レベルの授業内容は以下のようになります。

Principiante(入門): アルファベット読み方〜自己紹介〜現在形 DELE A1相当
Elemental(初級): 現在形〜過去形〜再帰動詞 DELE A2相当
Intermedio(中級): 過去形〜未来系〜命令形〜接続法現在 DELE B1相当
Avanzado(上級): 接続法現在〜接続法過去〜過去未来 DELE B2相当
Superior(最上級): フリートーク(生徒の希望に合わせたテーマでディスカッション)DELE C1〜C2相当
※superiorは生徒数が4~5人以上集まった場合のみ開講。

申し込み日にテストを受け、翌日の火曜日朝に、レベル別のクラス分け結果が事務室の前に張り出されます。各レベルの授業内容は以下のようになります。

Principiante(入門): アルファベット読み方〜自己紹介〜現在形 DELE A1相当
Elemental(初級): 現在形〜過去形〜再帰動詞 DELE A2相当
Intermedio(中級): 過去形〜未来系〜命令形〜接続法現在 DELE B1相当
Avanzado(上級): 接続法現在〜接続法過去〜過去未来 DELE B2相当
Superior(最上級): フリートーク(生徒の希望に合わせたテーマでディスカッション)DELE C1〜C2相当
※superiorは生徒数が4~5人以上集まった場合のみ開講。

正直、上級・最上級クラスは同じラテン語系統(フランス語やポルトガル語)を母語とする生徒たちもいるため、かなりハイレベルです。逆に言えば、これらのクラスについて行けるならば自信をもって「スペイン語が話せる!」と言えるでしょう。クラス分けテストが毎月末にありますので、1つの基準として、上級以上のクラスに行くことを留学の目標とすると良いかもしれませんね♪ 

授業時間

月曜〜金曜のAM9:00〜PM12:30が授業時間となります。10:30〜11:00は休憩時間となるため、実質の授業時間は3時間です。この休憩時間がとても大事で、クラスメイトと一緒にコーヒーを飲みに行くなどし、仲を深めておきましょう。授業ではペアワークが多いので、仲良い友人とペアになれば、お互い気兼ねなく助け合えますよ♪余談ですが、先生によっては遅刻にかなり厳しいです。キューバっぽくないですね(笑)筆者は遅刻の罰として、みんなの前で踊らされたり歌わされたりしました。

授業の様子

クラスには欧米・アフリカ・中東とあらゆる国籍の人々が揃います(1クラス10人くらい)。そんな多国籍なクラスで筆者が特に驚いたことは「発言回数」の多さです。意見はもちろんのこと、クラスメイト達は質問があればとことん手を上げます。生徒の質問頻度があまりに多すぎて授業が全く進まなかった、ということはザラにあります。逆に言えば、発言していない人はむしろ目立ってしまうのです。

クラスには欧米・アフリカ・中東とあらゆる国籍の人々が揃います(1クラス10人くらい)。そんな多国籍なクラスで筆者が特に驚いたことは「発言回数」の多さです。意見はもちろんのこと、クラスメイト達は質問があればとことん手を上げます。生徒の質問頻度があまりに多すぎて授業が全く進まなかった、ということはザラにあります。逆に言えば、発言していない人はむしろ目立ってしまうのです。

また、ディスカッションが多いことも授業の特徴です。例えば授業中、次のようなお題が。

ここに多忙な日々を送るサラリーマンの写真があります。この写真を見てあなたはどう思う?

このお題に対し「週に4日の労働がベストだ」「仕事のために生きるのはおかしい」といった意見から「私の国では好きなことしか仕事にしない。だから仕事している=好きなことをしている、となるので彼は幸せだ」と言う人まで。このようなディスカッションの機会が多いため、授業では単にスペイン語を学ぶのではなく、「スペイン語を使ってあらゆる知識を学ぶ」ことができるのです。

文法だけを学ぶような語学学校も多いので、その点ハバナ大学のスペイン語コースはより実践的なスペイン語を習得できますよ♪

先生のレベルはどんな感じ?

キューバ国民は大学卒業まで、学費無料で教育が受けられます。そのため、ラテン語圏では随一の学力を誇っています。そんな偏差値の高いキューバで、ハバナ大学の先生たちは日本と同様、正式な教員免許を取得しています。さらに「スペイン語コース」では、生徒の方から定期的に授業のフィードバックを取っています(教え方やカリキューラム構成を、生徒側で10段階で評価)。

つまり、そもそもレベルの高い教師陣は生徒からの意見を受けて、さらなる授業改善を図っているわけです。筆者自身、ハバナ大学での授業はぶっちゃけ、日本の大学で受講したスペイン語クラスよりも遥かに学びがあると感じました。

日本人生徒はどのくらいいるの?

5クラスあるうち、平均すると1クラスに1人日本人生徒がいます。9月と3月は日本の大学生が夏休みのため短期留学生が多くなりますが、それでも1クラス最大3人ほどです。例えば、私が3ヶ月ほど滞在した2019年10月〜12月のIntermedioのクラスは「日本人2人、ドイツ人2人、中国人、韓国人、ベルギー人、スウェーデン人、シリア人、フィンランド人、スロバキア、アンゴラ人が1人ずつ」で計12人でした。

授業は海パンで!?キャンパスライフをご紹介

キューバ カリブ海

陰キャ代表筆者の、「1日の留学スケジュール例」をご紹介します。

8:00  起床 
9:00  授業開始 
10:30 休憩・コーヒータイム 
12:30 授業終了
13:00 クラスメイトと昼食
14:00 カリブのビーチへ
15:00 ビーチで宿題
16:00 ビーチで乾杯
18:00 帰宅・夕飯
20:00 マレコン(海岸沿い)集合
21:00 クラスメイトやキューバ人らと歌って踊る
・・・
26:00 帰宅・就寝

お分かりでしょうか?陰キャの筆者ですら、充実過ぎるキャンパスライフを送ってきました。特筆すべきはクラスメイトと関わる時間の多さです。他の留学先ですと、1人図書館に籠ったりNetflix見ていたりという生活を送る方が多いように感じます。一方、キューバでは基本的に友人と行動を共にします。

なぜこれほどまでにクラスメイトと距離を縮められるのか。それはまず、授業に工夫があるからです。例えば、授業ではペアワークの機会がたくさんあります。レベル別のクラスであり、似たようなレベル同士。どのためお互いに助け合いながら仲を深め合えます。そして休憩中には、みんなでキューバの名産品であるコーヒーを飲みに行きます。ここで「放課後どうする?」「今夜飲みに行かない?」といった授業とは関係のない会話をし、一気に距離を縮められます。

また、キューバといえばカリブ海。学校を出ればすぐそこに海が広がります。海を目の前にしたならば、友人と思いっきり羽を伸ばしたいですよね。昼ならみんなで泳いだりビーチバレーしたり。夜なら歌って踊って、そして飲んだり。そんな日々には携帯を使った間接的なコミュニケーションは必要ありません。

このように、友人らとの直接的なコミュニケーション機会が多いからこそ、充実したキャンパスライフが送れるのです。間違いなく、これはキューバ留学ならではですよね♪

コスパ最強!1か月の費用を紹介

筆者がキューバ留学し、実際にかかった1か月の費用は8万7千円です(※2020年3月時点)。この費用の項目ごとの概要を、以下すべて公開します。本情報は、筆者が毎日(めんどくさがりながら)付けていた家計簿そのままの金額を掲載していますので、キューバ留学の大きな参考になるかと思います。まず、1か月にかかった費用8万7千円を項目別に分けます。

項目 費用
学費 2万5千円
宿泊費 2万3千円
食費 2万5千円
海外保険 1万4千円
合計 8万7千円

学費

キューバ留学では長期で申し込めば申し込むほど授業料が安くなります。そのため、筆者は6か月分を一気に申し込みしました。そうすると6か月で15万円となり、1か月あたり2万5千円。スペインに語学留学した場合は1か月10万円ほどですので、キューバ留学がいかに安いのか分かりますよね!

宿泊費

キューバでの滞在では、基本的に「カサ」に宿泊します。日本でいうところの民泊にあたり、ホームステイのような形で過ごします。筆者は「マリッサの家」というカサに滞在し、食事なし(+料金で食事ありも可能)、キッチンや冷蔵庫、洗濯機は使い放題で一泊760円。1か月で計算すると約2万3千円でした。また、留学生によってはAirbnbで宿を探す人も。Airbnbで借りる場合は1人暮らしのできる宿もあり、その場合4万円~4万5千円が相場となります。

注意点として、キューバ国内では大手宿泊サイト「Booking.com」を使っての宿予約はできません(閲覧制限がかかります)。キューバ国外からであれば予約可能ですので、Booking.comにて予約される方は必ずキューバへ行く前に予約しておきましょう。

おすすめの宿泊場所や価格などは以下の記事でも詳細に解説しています。
・参考記事:【キューバでホームステイ!】現地人の住む「カサ」に泊まろう!

食費

料理が苦手な筆者、キューバ留学中はほとんど外食していました。そして、毎日ビールも飲み、月2万5千円ほど。他にコーヒー代やおやつ代もここに含みます。外食の場合、キューバには観光客レストランとローカルレストランがあり、前者は1食約800円(日本とあまり変わらないですね)、後者は1食約200円となります。筆者はローカルレストランの方が味付けが好みであったため、ほとんどそちらで食事していました。衛生面も特に問題ありませんでした。

ローカルレストランに関しては別記事で特集を組みました。キューバ料理を知るきっかけにもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

・参考記事:【キューバ飯】ガイドブックに載ってない!ローカル食堂特集【ハバナ編】

料理が苦手な筆者、キューバ留学中はほとんど外食していました。そして、毎日ビールも飲み、月2万5千円ほど。他にコーヒー代やおやつ代もここに含みます。外食の場合、キューバには観光客レストランとローカルレストランがあり、前者は1食約800円(日本とあまり変わらないですね)、後者は1食約200円となります。筆者はローカルレストランの方が味付けが好みであったため、ほとんどそちらで食事していました。衛生面も特に問題ありませんでした。

ローカルレストランに関しては別記事で特集を組みました。キューバ料理を知るきっかけにもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

・参考記事:【キューバ飯】ガイドブックに載ってない!ローカル食堂特集【ハバナ編】

海外保険

注意点として、外資系の海外保険はキューバで使用することができません。したがって、AIG損保やChubb損保などはNGとなります。そのため、日系の保険会社を使用しましょう。筆者は「東京海上日動火災保険」に加入し、デング熱で入院した際も問題なく利用できました。病院への行き帰りのタクシー代なども保険代で賄ってくれて、至れり尽くせりでした。

また、短期でのキューバ滞在で、費用を抑えたい方は「クレジットカード付帯保険」でも良いかと思います。例えば、楽天カードであれば、楽天損保へお電話すれば英文の書面を無料で作成、自宅に郵送してくれます。もちろん、クレジットカード付帯保険は補償が手薄なケースがあります。補償範囲をご自身で必ず確認した上で、利用するようにしましょう。

ビザは2種類!留学タイプで使い分けよう

キューバ留学に必要となるビザは2種類ツーリストカード学生ビザがあります。それぞれ、キューバに滞在できる期間が異なりますので、ご自身の留学タイプに合わせて使い分けましょう。以下、違いを表にしました。

ビザタイプ 滞在可能期間
ツーリストカード 30日(延長手続きで最大60日)
学生ビザ 30日〜6ヶ月。その後イミグレーションで延長可能。

そもそもキューバ入国には「ツーリストカード」の所持は必須となります。主に「在日本キューバ大使館」「メキシコ・シティ国際空港」「カナダからキューバへの飛行機内」で取得可能ですが、心配な方は「在日本キューバ大使館」での取得をおすすめします。ツーリストカードで滞在できる期間は30日。イミグレーションで手続きすると最大60日まで滞在可能となりますが、期限を過ぎないように気を付けましょう。

また、表から分かるように2か月以上のキューバ留学をするならば、学生ビザに切り替えておきましょう。学生ビザへの切り替えはハバナ大学の事務室で申請することができ、申請時の支払金額によって、最大6ヶ月の滞在が可能となります(その後の延長も申請すれば可能)。

「ツーリストカード」と「学生ビザ」それぞれのメリットや取得方法については、別記事でも詳しく解説させていただきました。ぜひ参考にしてみてください。

・参考記事:【キューバのビザ】ツーリストカード取得から学生ビザ切替えについて解説

治安は実際どうなの?女性1人でも大丈夫?

結論から言うと、キューバの治安は非常に良いです。旅行ガイドブック「地球の歩き方」にすら、治安が良いと表記されているほどです。筆者自身、これまでに40か国ほど旅してきましたが、トップ3に入るほどの治安の良さを感じました。

例えば、海外旅行では基本的に「夜は1人で出歩かない」といった暗黙のルールがあります。しかし、実際にキューバで生活してみて、男性でも女性でも夜は問題なく出歩けることが分かりました。むしろ夜こそ、現地の新しい友達ができたり、仲を深めたりすることができるのです。もちろん、スマホをいじりながら歩いていればスリ・盗難といった軽犯罪は起こりえますが、殺人のような重い犯罪は聞いたことがありません。

では、なぜこれほどまでにキューバの治安は良いのか。ここには2つの大きな理由があります。

革命防衛委員会(CDR)

キューバは社会主義国ですが、その考え方に反発する人がいるのも事実。これらの人が危険な行動を起こさないよう、見張るための組織が革命防衛委員会(CDR)です。各地域に委員会メンバーが存在しているため、各地域が街を監視できている状態にあります。当然、スリや盗難など軽犯罪防止にも目を光らせています。

観光立国

キューバはアメリカとの国交問題も大きく影響し、外国との交流があまり多くはありません。つまり、外資が入ってこないのです。しかし、外資無しに国内の資源だけで国を保つのは非常に大変。そこで、キューバ政府が注力しているのが「観光」です。

現在、キューバへの年間観光客数は500万人以上。この観光収入が、キューバの大事な資本となっています。キューバ政府にとって「観光客」は国を維持するための大切な存在。したがって、彼らの安全を守るために、現在多くの警察が街中に配置されているのです。実際に、観光客もローカル人も多く集まるマレコン(海岸沿い)には20mごとに警察が見張りをしていたり、1人で歩いていると「荷物に注意してね」と声をかけてくれたりします。それほどまでに、観光客に対しては警察が機能しているのです。

キューバ留学だからこそ得られるもの

キューバ留学のハウツーに関し、これまで説明してきました。そしてここからは、キューバ留学だからこそ得られることをまとめて紹介します。これらが皆さんがキューバ留学に望むものとマッチしていれば、自信を持ってキューバ留学に挑戦してみましょう!あなたのキューバ留学は、間違いなく実りあるものとなるはずですよ。

学力面

日常会話スキル向上

授業での発言機会が多いことはもちろん、インターネットが繋がりにくい分、何かを伝える時には言葉を発するしかありません。その繰り返しで間違いなく日常会話のスキルは伸びていきます。また、「どっから来たんだい?」「アニメは好き?」など、道を歩けば常に声をかけられます。お散歩してるだけで会話の機会が増えるのです。キューバで日常会話スキルが向上しないのならば、他の国に留学しても、もう無理かもしれません(笑)

論理性向上

授業では単に文法を教わるのではなく、習った文法を使っての「ディスカッション」の機会がたくさんあります。いろんな国の人のいろんな国の意見が飛び交う中でお話しするので、論理的に発言するクセが勝手についていきます。そのおかげで、宿題や予習もする時も「なぜその答えになるのか」といった論理的な思考を持って勉強できるようになります。

DELE対策

「DELE」とはスペイン語検定のことで、就職や留学など世界中で認められる資格となります。英語でいうTOEFLをイメージすると分かりやすいかもしれません。ハバナ大学のスペイン語コースはレベル別でクラス分けされていますが、それぞれのクラスで使用するテキストは、DELEのレベルに合わせたテキストとなっているのです。

例えばElemental(初級)クラスではDELE A2相当のテキスト、Intermedio(中級)クラスではDELE B1相当のテキストを使用します。実際のDELEの試験ではリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングのすべての技能がテストされますが、ハバナ大学の授業はこれらすべてを学習します。したがって、Intermedio(中級)クラスに馴染んできた頃には、あなたはDELE B1相当のスペイン語レベルになっているはずです。

マインド面

積極性向上

授業中は本当にたくさんの質問が飛び交います。そして、その中には正直突拍子もない質問があったりもします。しかし、それで笑う人は一人もいません。逆に発言しないほうが「体調でも悪いの?」という感じになったりします。「どんな発言をしても笑われない」環境には筆者は本当に助けられましたし、自身の性格を変える大きな機会ともなりました。日本では挙手なんて一切できない人も、キューバ留学では間違いなく積極性は向上できます。筆者がそうでしたから。

ポジティブさ向上

日本にいると、Wi-Fiがない、イヤホンがない、など「無いもの」に目が行きがちですよね。しかし、キューバ人は異なります。Wi-Fiがないなら直接しゃべろうよ!イヤホンないなら歌おうぜ!キューバ人は「(すでに)有るもの」に意識を変えるのです。そうすると自身も「やばい、携帯なくした。ま、直接コミュニケーションとれる機会が増えるし、いっか!」となります。彼らと生活していると、ピンチは新たなアイデアを生むチャンスのように感じてくるのです。キューバ留学では、確実にポジティブシンキングを培うことができます。

グローバリズムの理解度向上

キューバ人は黒人が25%、白人が25%、混血ムラート50%と、肌の色が多種多様。また、ハバナ大学にも欧米を始め中東、アフリカ、アジアと日本ではなかなか出会うことのない人種と関わることができます。そのような人種・肌の色がグラデーションのように存在するキューバで生活をすると、「人それぞれが違うのは当たり前」というマインドになってきます。そして、だからこそ「違いを認め合う」関係になっていきます。これは机上だけでは学べないことですよね。これを体感として学べるのは、間違いなくキューバだからこそです。

誰にもできない海外経験がしたいなら、キューバ留学へ!

「アイデアは移動距離に比例する」という言葉がありますが、日本と正反対に位置するキューバには行くだけでも価値があります。社会主義国なこと、アメ車や葉巻などクラシカルな文化であること、日本と大きく異なるキューバでの生活は、それだけで学びがあります。そんなキューバでのスペイン語留学は、控えめに言ってメリットしかありません。

筆者は20代後半でキューバ留学しましたが、この年齢でも学力面が向上するだけでなく、価値観までもがこんなに影響受けるとは……。正直思ってもおりませんでした。安くて質の高い授業が受けられるという現実的メリットはもちろん得られる。それに留まらず、”日本に帰国してからの”あなたの人生をも大きく好転させてくれるのです。人生でキューバ留学しないのは本当にもったいないです。迷うくらいなら、キューバ留学に行こうよ!

コロナ禍での授業体系の変更について(2022年4月現在)

世界的なコロナウイルスの蔓延により、外国人生徒数が減少。そのため、一部授業体系が変更しております。変更点は以下の4つです。

・「クラス」は1クラスのみ開校。入門レベルからスタートし、生徒に合わせて毎月徐々にレベルが上がっていきます。
・「学費」は4月~7月まで1250USD、9月~12月まで1250USD。従来であれば短期間ごとの支払いでしたが、現在は長期留学を前提とし、4か月ごとのセット料金となっています。
・「支払方法」は、ハバナ大学にて指定口座にドル建てで送金となります。
・「印紙」は250CUP(キューバペソ)を銀行で入手すること。

コロナ禍で随時変更が生じていますが、現時点での体系は以上となります。キューバに限らずですが、海外留学する際にはご自身でも最新情報を確認するようにお願いします。

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ABOUT ME
Noah / ノア
Noah / ノア
1993年生まれ。世界一周経験者。

某大手電機メーカーにバイヤーとして3年間勤務。その後、スペイン語とラテン文化への興味からキューバのハバナ大学に留学。

現在はITベンチャーに従事。サーフィンをこよなく愛す。
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