これだけは忘れずに持っていこう!キューバ在住経験者が語る、キューバの持ち物リスト
「持ち物はなるべく軽くしたい」「足りないものは現地調達すればいいや」このような思いでキューバへ渡航する人は多いのではないでしょうか。しかし、キューバは諸外国との貿易制限の影響でかなりの物資が不足しています。そのため、特に海外旅行に慣れている人ほど、他の国との物資面での違いに戸惑うでしょう。そこで、キューバ在住を経験した筆者が、キューバに必ず持っていくべき持ち物リストを厳選して紹介。日本では簡単に手に入るものが、キューバ国内では入手困難となるため、リストに記載の物は必ず持参することをお勧めします。
「デジタル上で必要な持ち物」は別記事で紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
参考記事:キューバではアプリが”DLできない”って本当?キューバで役立つアプリリスト
あの”日用品”がキューバでは手に入らない!キューバの持ち物リスト
ミニマリストが流行する時代。旅行の手荷物はなるべく身軽にしたい、という人は多いでしょう。しかし、日本では当たり前に買える物が、キューバではまったく手に入らなかったりします。そのため、「荷物が多くなるし、現地に着いたら購入しよう」という考えでキューバへ渡航すると、つらい思いをするケースも。実際に、筆者は「あれくらい、日本から買ってくるべきだった」という後悔をたくさんしました。キューバでの観光や留学を充実させるためにも、筆者厳選の持ち物リストは忘れずに日本から持ち込むようにしましょう。ぎりぎり日本の空港でも買える物ばかりですよ!
キューバ生活に必要な持ち物だけを厳選
日用品といえば、たとえばシャンプーやボディソープ、あるいは折りたたみ傘なども想定されるでしょう。しかし、キューバではこれらのアイテムは実は簡単に入手できます。そのため、本記事では「キューバでは手に入らず、本当に必要となるアイテム」だけを掲載しています。「必要なアイテムを必要最低限揃えたい」人も、ぜひ参考にしてみてください。
ダウンジャケット
キューバに常夏のイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。キューバは5月から10月の雨季と、11月から4月の乾季に季節が分けられます。そして、乾季の時期は、日によっては気温が10度前後になることも。したがって、この時期にキューバへ渡航する人はダウンジャケットを持参しましょう。
ダウンジャケットは種類によってはかさばるため、持っていくのを躊躇する人もいるでしょう。そこでお勧めなのが、ユニクロの「ウルトラライトダウン」です。重さはたったの200gほどで、なんとiPhone13Proと同等の重量です。専用の袋にコンパクトに収納できるため、場所を取ることもありません。筆者も実際に、ウルトラライトダウンで冬のヨーロッパや軽登山を経験してきたため、これ1つあればキューバの乾季を凌ぐには充分かと思います。日本でも使用できるため、持っておいて損はないのでは。
マネーベルト
キューバの街の散策に、多くの人がデイパックを持ち歩くでしょう。しかし、比較的安全なキューバですが、スリ・盗難の被害は年々増えています。特に、お店での順番待ちの際や、バスの中で被害に遭うケースが多いようです。そのため、デイバッグであれば後ろから物を盗られることを想定しなければなりません。
「マネーベルト」は、これを簡単に解決してくれます。パスポートや現金など、大切なアイテムを収納。そして、腹巻のように服の中で巻いて持ち運べるため、「マネーベルト」は外からは見えない状態となります。したがって、万全なセキュリティ体制でキューバの街を歩くことができるようになるのです。夜間に海やナイトクラブに行く際も、デイバッグにパスポートやお金を入れて持ち運ぶのも面倒ですよね。「マネーベルト」であれば、まるで荷物をまったく持っていないように映るほどなので、キューバ生活では間違いなく大活躍するでしょう。
暑い日には蒸れやすいため、通気性の良いメッシュ素材の「マネーベルト」をお勧めします(物によって汗による臭いがたまるため、防水性能は大事です)。↓迷ったらこれが良いです◎
虫除けスプレー
キューバでは現在、デング熱が流行。キューバ大使館からも注意喚起が出ています(参考:在キューバ日本国大使館 / キューバ:デング熱の予防に関する注意喚起)。筆者は「虫除けスプレー」はいつも持参しているのですが、スプレーをたまたま使用し忘れた日に蚊に刺され、デング熱を発症しました。5日間の入院を強いられましたので、キューバに渡航する際は必ず「虫除けスプレー」を持っていくようにしましょう。
長期でキューバに滞在していた友人は「ULTRATHON」という海外製の虫除けローションを毎日使用していました。一度もデング熱にかかったことのないということですので、お勧めできるでしょう。筆者もデング熱の経験を反省し、こちらを使用しています。
ノート・ボールペン
ちょっとしたメモや日記を書いたりなど、何かと必要となる「ノートとボールペン」。本記事では一番忘れがちになる持ち物なのではないでしょうか。なぜなら、「ノートとボールペンくらい、現地で買えるだろう」と考えるのが普通であると思うからです。しかし、キューバでは紙やインクが不足。キューバの学校の先生に尋ねても「どこにどのタイミングで売っているのか、わからない」というほどです。ほとんどの人が生活で必要になるアイテムですので、日本で必ず用意しておきましょう。
モバイルバッテリー
キューバではたびたび停電が発生します。それは、貿易国であるベネズエラからの「ガスの供給」が滞る場合があるためです。停電した際、電気は付かず、当然コンセントは使えなくなりますよね。この時スマートフォンの充電ができず、復旧するまで最悪ろうそく一本で過ごさなければならないことも。したがって、キューバ渡航時は「モバイルバッテリー」を準備しておきましょう。
筆者は軽さや大きさを考慮し、Anker社のモバイルバッテリー「Anker PowerCore III 5000」を使用しています。クレジットカードほどの大きさで、iPhoneの充電を丸々一回、満タンにできるのはありがたいです。容量がさらに大きい製品もありますが、筆者としては同製品で充分でした。18ヶ月間の長期保証も付いているので、キューバから帰国後も引き続き活用できますね。
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Lightningケーブル(iPhone勢の場合)
キューバはアメリカとの継続した国交問題があります。そのため、キューバでは基本的にアメリカ製品を入手することができません。これを理由とし、キューバではアメリカの会社であるApple社のiPhoneを購入することはできず、iPhoneを充電するための「Lightningケーブル」の入手もできません。
したがって、iPhoneを使っている人は予備で「Lightningケーブル」を持参するようにしましょう。故障した場合に、代わりとなる充電ケーブルの入手はできませんので…。
洗濯洗剤
衣服の洗濯は、ほとんどのキューバ渡航者が必要となるでしょう。しかし、現在キューバでは洗剤が枯渇しており、キューバ人たちもご近所さん同士でシェアしながら使っています。
「洗濯洗剤」は短期の滞在であれば、ワンパックサイズがお勧め。100均に売っている「部屋干しトップ ワンパックタイプ」が非常に便利です。洗濯機がなくても、ビニール袋に衣服と水を入れ、この洗剤を混ぜて置いておけば充分に選択できるのではないでしょうか。
マスク
医療技術の高いキューバですが、外国製品の輸入制限もあり、医療製品自体が不足しています。そのため、コロナ対策としての「マスク」は持参しておきましょう。2022年4月現在、「マスク」なしでの外出はそもそも禁止されているため、余分に準備して損はないはずです(参考:JETRO / 入国時の新型コロナ陰性証明書とワクチン接種証明書の提示撤廃)
ワイヤレスイヤホン
キューバは音楽の街としても盛んです。そのため、ラテンの音楽をイヤホンで聴きながら散策したい人も多いのでは。キューバでも”有線”のイヤホンは購入できます。しかし、今のスマホは多くがワイヤレス対応であり、有線が挿せないスマホは増えていますよね。したがって、普段「ワイヤレスイヤホン」を使用している人は、予備も持ってきましょう。
筆者はコスパ面で、Anker社の「Soundcore Life P2」をキューバで利用しています。18ヶ月保証が付いている割には安価ですし、ラテン音楽を聴く際のサウンドクオリティが申し分ないので。そのまま日本でも使えるという面が、さらにコスパの良さを表していますよね。
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使い捨てカップ
キューバでの楽しみの1つが、お酒の酌み交わしです。キューバといえば、ラム酒が有名。”マレコン”と呼ばれる海岸沿いに行くと、キューバ人と観光客が初対面でも一緒にラム酒で乾杯しており、これはキューバ生活の醍醐味であるともいえます。しかし、問題は「使い捨てカップ」がないこと。つまり、ラム酒の瓶を原液のまま、みんなで回し飲みしなければならないのです。
本当であればカップに注いで、ソーダやコーラで割れれば良いのですが、それができないのが現地で乾杯する時の悩みです。コロナ禍ということもあり、回し飲みは避けたいですよね。そのため、使い捨てカップを持参することをお勧めします。実はキューバ人たちも必ずしも原液のまま飲みたいわけではないため、「使い捨てカップ」はみんなに重宝されるでしょう。
キューバ生活を満喫したい人に
地球の裏側キューバへのせっかくの渡航。「あれを持ってくればもっと楽しめたのに…」という後悔は避けたいですよね。筆者は実際にかなり後悔したため、同記事を執筆しました。キューバ生活を存分に満喫するためにも、同記事で紹介した持ち物は必ず日本から持ってくるようにしましょう。