キューバ版ESTA?キューバ到着までに「オンライン入国申請」の実施を義務化 | 2022年1月1日から
キューバ到着までに、入国に関わる書類(入国書類や税関申告書など)はオンラインで事前申請することが、2022年1月より義務つけられています。この義務は2023年8月現在も継続中です。
従来は「ツーリストビザ」だけ持っていれば入国可能でしたが、今後はこの「オンライン入国申請」を済ませておかないと、入国できませんのでご注意ください。
「オンライン入国申請」はなぜ必要?
これまで、キューバの空港では入国審査時の大行列が風物詩となっていました。筆者が初めてキューバへ訪れた際には、審査に2時間待機を要しました。観光立国を目指すキューバですが、これまではキューバに着いた途端に、観光客に社会主義国の洗礼を浴びせていたのです。
そして、今回の「オンライン入国申請」を導入した理由は、この行列をなくすことにあります。キューバ到着前に、オンラインで税関申告などを済ませておくことで、従来のストレスを排除することができるのです。日本企業でも流行中の「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が、キューバにも上陸したという感じでしょうか。
申請方法は?フォーマットは?
申請はこちらのサイトから行いましょう。申請料金は無料です。
申請書の入力手順は ①Datos Personales(個人情報の入力) ②Información Migratoria(キューバでの目的地など、移動情報の入力) ③健康情報の入力 ④Información de Aduana(税関申告書の入力)となります。
以下、動画でも手順が説明されていますので、参考にしてみてください。
申請後はどのようにすればよいのか?
申請書の記入が終わると、QRコードが発行されます。発行されたら、QRコードの記載された画面をスクショもしくは印刷しておきましょう。
このQRコードを入国時に「ツーリストカード」とともに掲示することで、無事入国ができます、
「ツーリストカード」と「オンライン入国申請」を忘れずに!
結論、キューバ入国時に必要となるのは「ツーリストカード」と「オンライン入国申請のQRコード」となります。以前必要であった「ワクチン接種証明書」や「72時間以内のPCR陰性証明書」は不要です。
「オンライン入国申請」を忘れた場合、別途手数料が発生するなど余計な手間が増えるケースもあるため、必ず事前に実施し、スムーズな入国を行いましょう。
なお、「ツーリストカード」に関してもっと知りたい人には、別の記事を用意しています。こちらを参照してください。